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定例チャット開催&「惡の華」レビュー

7/13(土)22時より、定例チャットを開催します。
場所はいつものこちら。
↓↓↓
http://pnote.chat.kanichat.com/chat?roomid=P_NOTE

最近、体力が尽きる時間が早くなりつつあるので、日付変わったあたりから1時の間くらいに落ちる可能性が高いです^^;
少なくとも0時まではいますので、お気軽にどうぞー。

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つい先日まで、結城にしては珍しく、アニメをリアルタイムで視聴してました。
タイトルは「惡の華」。原作コミックは未読の状態での視聴です。
読者アンケートだか何だかで上位にランクインする程度には有名な作品らしいですが、アニメ化されるまで存在を知りませんでした。まだ完結してないんですよね(アニメが終了後、現在発刊されている分は結局全部コミックを読んでしまいましたが、完結には程遠い地点にあるっぽい)。

見始めた理由は、実は中身ではなく、アニメの制作手法のほうにありまして……「ロトスコープ」という、実写を加工して映像を作成するっていう、結構面倒な方法を取っているということが、記事になって紹介されてたんですよ。リアルな人間をベースにしてるから、他のアニメのように可愛い絵柄ではないらしいけど、人間模様を描くんならそれもアリじゃないの、と興味を持って、視聴開始。
結局、最終回までに語られたのは、既刊分の半分ちょいなんですが、うん、なかなかいいアニメでした。最終回の作り方からすると、続きはOVAか2期がある、って感じかなぁ。正直、これ以降の内容は地上波じゃ厳しいんじゃないか、と思うんだけど。

この「惡の華」、結城が見たアニメの中では珍しい「モノカキ魂が刺激される話」でした。
主人公の、ボードレールを崇拝する文学少年(もどき)を見て、遠い昔、周りの同世代が「何それワカンナイ」と言いそうなものをかじっては「お前らにはわかんねーだろーなーニヤニヤ」みたいなことをやった自分を思い出す人、案外いるんじゃないでしょうか(笑)
誰しも、中学〜高校時代に「自分は人とは違うんだぜ」というのを装いたい気持ちは持つんじゃないかな。「惡の華」の主人公は、その辺をよく表現してるキャラクターでした。そして、その「普通」の中に埋没したくない、っていう思春期特有の感情が、あの作品の根幹であり、表現したい一番の物なんじゃないかなぁ、と。
「惡の華」では、仲村という特殊なキャラクターを通すことで、その「普通とは異なる」ことを「変態」という2文字に置き換えて語ってます。
一般的に言う「変態」のまんま理解しようとすると意味不明なものも、「普通じゃない」=「非・一般」=「非凡」と変換すると、非常にわかりやすいんじゃないですかね。普通とは違う、変わった人間・変人・変態を装いたい気持ちは、つきつめると「非凡である自分を夢見てる状態」なんだろうなぁ。別に才能の話じゃなくてもいい。私って不幸なの系とか、俺の先祖は○○だ系とか、それこそ主人公みたいに難解な文学を理解できるのは俺だけだぜ系とか。ああ、うちの母親は、ハスキーボイスとしもやけに憧れてたって言ってたなぁ。冬になると手を真っ赤に腫らしている子がいて、それがうらやましくて冷水に手をつけたりしたって言ってた。変な話だけど、あれもそういうのの一種じゃなかろうか。

結城の中学時代は、なかなか表現が難しいですが、「惡の華」の登場人物でいくと、仲村さん(相当な変わり者)と佐伯さん(誰もが認める優等生)を足した感じでした。どんな感じで浮いてたかは、だいたい無印「Step Beat」の蕾夏の中学時代と同じ感じです。
小学校まで男女の差など考えずワイワイガヤガヤやってたのに、中学でいきなり男女にきっちり分けられ、目立ったことをすると陰口を叩かれ、男女で話をしてるだけでひやかされ、足を引っ張られる。そういう文化に、周りは当たり前のように順応していくのに、自分は順応できない。
「惡の華」の仲村さんは、そういう周囲を「クソムシ」と蔑み悪態をついてましたが、同じ状況で「順応できない自分に問題があるんじゃないか」と悩んだ結城から見ると、仲村さんもそうした漠然とした不安を抱えてたんじゃないのかなぁ、と思えます。あのエキセントリックな行動や汚い言動は、本当に周りを蔑んでたというより、その不安感を解消するためのものだったんじゃないのか、と。
彼女の行動はぜんっっっっぜん擁護できないし、主人公・春日に対する仕打ちは理解に苦しむ部分も多々ありますが、思い返してみると、主人公より仲村さんに感情移入してアニメを視聴してた気がするなぁ。なんか、ものすごい「孤独」を感じたし、その「孤独」は他人事じゃなくとても身に覚えのあるものだったから。

主人公の春日が、憧れていた優等生の佐伯さんではなく、最終的に変態・仲村に傾倒してしまったのは、もしかしたらその「孤独」に激しく同情したからかもしれないですね。
あと、非凡に憧れる少年の目には、彼女の変態度が「非凡」の2文字に変換されて映ってた、ってのもあるのかもなぁ。別に非凡でも何でもなく、割り切りや打算、本音と建前といった「大人用スキル」が身についてない上に(この点、今も結城は自信がないっす)、それをあんな形でしか表現できないガキンチョだ、っていうだけなんだけどさ(笑)
視聴している間、佐伯さんに「春日のどこがいいんだよー」とツッコミ入れてましたが、アニメ化されていない部分読んだら、なんとなーくわかりました。多分佐伯さんも、方向性の違いはあれど、春日と同じ「普通とは違うものへのあこがれ」を抱いてて、それを春日の中に見ていたんですね。

非凡なんざいらんよ、平々凡々こそが一番平和で安全な人生だよ。

と、「僕は本物の変態になる!」と叫んでた春日に言いたいです。いや、お前それを一般公道で大声で叫ぶなよ、って方を先に言いたいけど(笑)

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